測定レンジの状態は操作パネルのLEDでわかりますが,その信号はU26とU34から出ています.それを取り出す為のボードを作りました.裏パネルに増設したD-sub25コネクターへの出力です.ボードと言っても,抵抗1kΩと10ピンコネクター2個で構成されているだけの単なる中継です(増設基板の裏側はジャンパー線だらけで,みっともないのでお見せできません).DISPLAYがFREQ/AMPTD,どちらになっているか知ることが必要で,それもU36-5から引き出しています.
下は,I/P LEVEL (DC)の出力です.黄ビニール線を裏パネルのBNCコネクターに配線しました.ここから取り出せば,メーターの感度調整R133からは独立します.歪率は裏パネルに既存のDC 0UTPUTから取り出すつもりです.この出力はR139の調整に依存しますが,なるべく少ない改造という趣旨です.なお,DC LEVELのBNCコネクターのアース側は赤ビニール線でした.間違いそうですから注意が必要です.
いずれの配線もICの足に直接はんだ付けしています,どこかを壊しますから,良い子は真似しないでください.これらの改造後,正しく動作することを確認しました.
さて,これでVP-7720A本体の準備は整ったはずです.次は,Arduinoとの接続ケーブル,リモートコントロール用のアナログスイッチ基板を作る予定です.と同時にArduinoのスケッチも考えます(先ずはフローチャートから).ここまで来たら,デジタル表示にしたいと夢はふくらみます.
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