大型真空管 EL51 三結シングルアンプ その2
2024-06-03


 まずは,手持ちの安定化電源を使ってVbb=350Vで歪率特性を測ってみました.
前段は,12AT7のSRPPです.バイアスは約13.5Vと小さいので,ドライブは楽々です.
以前,プレート特性測定時に発振した経験があったので,プレート回路にはフェライトのコア材を数個はめてみました.(ハイgm管にはありがちで,しかもトッププレートです.)
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結果は,最大出力3W,その時のひずみが3%.悪くないです.高圧動作に期待が持てます.
 さて,実機のプランですが,「音に納得できなくてボツになった」801Aパラシングルアンプをベースにする予定です.前提条件はシャーシ,パワートランス(タンゴ製MX150類似),出力トランス(タンゴ製FX50-7S),高圧整流回路(8μF,1000Vオイルコンデンサーなど)は流用することです.5R4の整流回路で,570V前後のプレート電圧をかけることが出来そうです.負荷抵抗7kΩはやや大きいですが,大きい方が低歪になるので,かえって良いかもしれません.
 軽く負帰還をかけて,残留雑音1mV以下,1V入力で8Wの最大出力,1W出力時の歪率が0.5%位が目標です.高圧整流の入力コンデンサーの容量が小さい(8μF)のが少し心配です.2段増幅とし,初段は在庫と歪の打ち消しを考慮して12AT7のSRPPの予定です.

[Audio]
[Tube amplifier]

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